オセロじゃないが「気になる〜」こと
しばらく前から気になっていることがあります。
グローバル・ピース・キャンペーンを主催しているきくちゆみ氏らが各地の平和集会などでも盛んに広めている「911事件陰謀論」についてです。「週間金曜日」でもよく取り上げられています。
私たちの9条の会でも、きくち氏らが広めている「911ボーイングを探せ」などの映画を見たという人も増えてきました。ご存じない方もいるかとも思うので、簡単に彼らの主張の中身をまとめると以下のようなものです。
* 911事件は、アメリカの自作自演だ
* テロ突入犯人は今も生きている
* 世界貿易センタービルは爆薬によって崩壊した
* ペンタゴンに突っ込んだのはボーイングではなくミサイルだ
グローバル・ピース・キャンペーンを主催しているきくちゆみ氏らが各地の平和集会などでも盛んに広めている「911事件陰謀論」についてです。「週間金曜日」でもよく取り上げられています。
私たちの9条の会でも、きくち氏らが広めている「911ボーイングを探せ」などの映画を見たという人も増えてきました。ご存じない方もいるかとも思うので、簡単に彼らの主張の中身をまとめると以下のようなものです。
* 911事件は、アメリカの自作自演だ
* テロ突入犯人は今も生きている
* 世界貿易センタービルは爆薬によって崩壊した
* ペンタゴンに突っ込んだのはボーイングではなくミサイルだ
これだけを見ると、「そんなバカな」というのが第一印象だろうと思います。しかし、彼らが紹介している映像(『Loose Change』や『911ボーイングを探せ』など)を見ると(私も見ました)、「もしかしたらそうなのかも?」と思ってしまう人が出てきてしまうだろうと思います。
もちろんきくち氏自身がそれを信じること、またそういう話があるとか、そういう疑問が出されていると、知りえた事実に即して自分の考えを表明することは何の問題もありませんし自由です。
しかし、これまで映像や著作などで911陰謀論者から出てきた情報は、疑問のない所に無理やり疑問をでっち上げてまで陰謀論に結び付けようとしている点で、誠実に真実を追求した結果として出てきたとは言い難いものばかりです。
例えば彼らは、
「世界貿易センタービルが飛行機の突入だけで崩壊するはずがない、爆弾が仕掛けられていたんだ。自然落下に近い速度で崩壊したのもおかしい。」
と主張しています。
しかし、これはもうこちらやこちらなどの多数の専門家が理論的に説明していて、むしろ飛行機の衝突で、すぐに崩壊しなかった事を驚く声すらあるほどです。その後、シミュレーションでも証明されています。陰謀論への疑問をまとめたサイトも参考にしてください。
真摯に真実を追究するのなら、こうした科学的説明や批判をこそよく検証し、明らかとなった事実は積極的に取り入れ、間違いは正していく態度こそ最も必要とされます。ところが、こうした科学的説明には全く耳を貸さず、批判者には「CIAの回し者」といったレッテルを貼って攻撃する有様です。これでは、真摯に真実を追究する立場とは正反対であると言わざるをえません。
しかも少し考えれば、こうした科学的な解明を待つまでもなく、ビルの崩壊が制御解体であるとする説に説得力がないことはすぐに分かります。なぜなら、
1.もし陰謀によりテロ戦争を始めたいのなら、飛行機を衝突させるだけで十分目的は達せられる。わざわざ技術的に困難で、ばれるリスク=絶対に避けたいリスクを負ってまでそんなことをする必要も意味もない。
2.制御解体なら、沢山の小型爆弾を仕掛けないといけない。あれだけ大きなビルに爆弾を仕掛けるのに、どれだけの人がどれだけの時間かかるのか?そんなに沢山の協力者が必要な陰謀は成立しない。なぜなら、自国の国民を多数犠牲にした事件を全員が黙っていられるはずがない。
つまり、可能性はあるが、蓋然性がないのです。
これは、本来なら「自然な事実」であるものを、彼らが自作自演の「決定的証拠」として出している多くのでっち上げ「疑問」のほんの一例です。
「WTC7も崩壊したのが謎だ」←「地下で繋がっているので、ひどいダメージを受けただろうし、火災も発生していたようだと言われている」
「落ちている割り箸状の鉄骨は爆弾の破断でしか作られない」←「側柱は、メタルタッチでつなぐ設計が採用されており、柱と柱はボルトで軽く接合されているので、柱はここで引きちぎられ、側柱の残骸は散乱した割り箸のように真直ぐな状態になった」
などなど、一時が万事この調子です。
こうした、非科学的な陰謀論をあたかも事実であるかのように広めるのは、平和運動にとって非常に危険です。なぜなら、そのような危うい陰謀論に根ざした運動は、それが否定されたら運動ごと崩壊する危険があるからです。また、平和運動にそれを信じる・信じないといった分裂を持ち込むのも危険な点です。こういった点を、きくち氏は自覚されるべきであろうと感じます。
なにより、事実を批判的に検証し、批判を真摯に受け止めるということ無しに『真実』は見えてきません。ブッシュが、テロ計画の報告を事前に受けていたが対策をとらなかったと報道されています。それが、『失策』なのか『故意』なのか?といった真相の追求が、こういった非科学的陰謀論と一緒に闇に消えてしまうことをこそ、私は大いに気にしています。
もちろんきくち氏自身がそれを信じること、またそういう話があるとか、そういう疑問が出されていると、知りえた事実に即して自分の考えを表明することは何の問題もありませんし自由です。
しかし、これまで映像や著作などで911陰謀論者から出てきた情報は、疑問のない所に無理やり疑問をでっち上げてまで陰謀論に結び付けようとしている点で、誠実に真実を追求した結果として出てきたとは言い難いものばかりです。
例えば彼らは、
「世界貿易センタービルが飛行機の突入だけで崩壊するはずがない、爆弾が仕掛けられていたんだ。自然落下に近い速度で崩壊したのもおかしい。」
と主張しています。
しかし、これはもうこちらやこちらなどの多数の専門家が理論的に説明していて、むしろ飛行機の衝突で、すぐに崩壊しなかった事を驚く声すらあるほどです。その後、シミュレーションでも証明されています。陰謀論への疑問をまとめたサイトも参考にしてください。
真摯に真実を追究するのなら、こうした科学的説明や批判をこそよく検証し、明らかとなった事実は積極的に取り入れ、間違いは正していく態度こそ最も必要とされます。ところが、こうした科学的説明には全く耳を貸さず、批判者には「CIAの回し者」といったレッテルを貼って攻撃する有様です。これでは、真摯に真実を追究する立場とは正反対であると言わざるをえません。
しかも少し考えれば、こうした科学的な解明を待つまでもなく、ビルの崩壊が制御解体であるとする説に説得力がないことはすぐに分かります。なぜなら、
1.もし陰謀によりテロ戦争を始めたいのなら、飛行機を衝突させるだけで十分目的は達せられる。わざわざ技術的に困難で、ばれるリスク=絶対に避けたいリスクを負ってまでそんなことをする必要も意味もない。
2.制御解体なら、沢山の小型爆弾を仕掛けないといけない。あれだけ大きなビルに爆弾を仕掛けるのに、どれだけの人がどれだけの時間かかるのか?そんなに沢山の協力者が必要な陰謀は成立しない。なぜなら、自国の国民を多数犠牲にした事件を全員が黙っていられるはずがない。
つまり、可能性はあるが、蓋然性がないのです。
これは、本来なら「自然な事実」であるものを、彼らが自作自演の「決定的証拠」として出している多くのでっち上げ「疑問」のほんの一例です。
「WTC7も崩壊したのが謎だ」←「地下で繋がっているので、ひどいダメージを受けただろうし、火災も発生していたようだと言われている」
「落ちている割り箸状の鉄骨は爆弾の破断でしか作られない」←「側柱は、メタルタッチでつなぐ設計が採用されており、柱と柱はボルトで軽く接合されているので、柱はここで引きちぎられ、側柱の残骸は散乱した割り箸のように真直ぐな状態になった」
などなど、一時が万事この調子です。
こうした、非科学的な陰謀論をあたかも事実であるかのように広めるのは、平和運動にとって非常に危険です。なぜなら、そのような危うい陰謀論に根ざした運動は、それが否定されたら運動ごと崩壊する危険があるからです。また、平和運動にそれを信じる・信じないといった分裂を持ち込むのも危険な点です。こういった点を、きくち氏は自覚されるべきであろうと感じます。
なにより、事実を批判的に検証し、批判を真摯に受け止めるということ無しに『真実』は見えてきません。ブッシュが、テロ計画の報告を事前に受けていたが対策をとらなかったと報道されています。それが、『失策』なのか『故意』なのか?といった真相の追求が、こういった非科学的陰謀論と一緒に闇に消えてしまうことをこそ、私は大いに気にしています。



