3月19日、神戸市勤労会館で「9条の心ピースフェスタ」が開催され、1200名もの人で会場は満員となった。私たち「北神戸9条の会」もこの行事の主催団体の一つ。
当日は、多彩な行事が取り組まれたが、メインの高遠菜穂子さんと斉藤貴男さんの講演がとっても良かった。
高遠さんは、2004年にイラクで人質となり、「自己責任」バッシングを受けたので皆さんご存知だと思う。拉致事件については、今井紀明氏の
手記を是非読んで欲しいと思う。
今も、隣国ヨルダンから、破壊された学校の再建プロジェクトをイラク人と共に進めている。詳しくは
こちら高遠さんは、講演に先立って「皆様にはご迷惑をお掛けしました」と頭を下げていた。未だに謝っているのかとびっくりしたし、当時の世間の彼女達への不当なバッシングに腹の底から怒っていた私は、思わず「
誰にも迷惑なんか掛けてない!」って口走ってしまった(^^;
高遠さんは、イラクの現実を見せてくれた。あまりに悲惨で、目を逸らせたくなるものも沢山あった。その後、夕食をなんとか食べられたのは、自分の生活とあまりにもかけ離れていて現実感が無かったからかも知れない。高遠さんは、あのひどい匂いを体験すると決して忘れないと言っていたが、もし映像が匂いも伝えられたら、流石に喉を通らなかったかもしれないと思った。
高遠さんが、きっかり2時間の講演で説明し見せてくれたイラクの現実は、あまりにも不当なものだった。アメリカ軍が外人部隊である武装勢力を攻撃する時も、外人部隊が反米を目的にテロを行うときにも犠牲になっているのはイラクの一般市民だ。そして、それらは報道管制の壁の向こうで行われていて、マスコミで報道されることはない。
知らないことの怖さを本当に感じた。
中東に行くと、必ず「日本は良い国なのに、なぜイラク戦争に賛成したんだ?」と聞かれるそうだ。小泉首相は、ガセネタだった「大量破壊兵器の保持」を理由に始まったイラク戦争に、ブッシュでさえあの情報は間違いだったと反省を表明しているのに、「信じるに足る正当性があった」と未だに反省していない。同じガセネタでも、民主党の永田議員の場合とは次元の違う責任が小泉首相にはある。ガセネタで始まった戦争に賛成して自衛隊まで送り、それこそ多額の税金をつぎ込み、国民をテロの危険に晒してしまったのだから。