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悔しい・・・鈴木千恵さん殺害事件について思う

先日、なんともやりきれないニュースを聞いて、悔し涙が出た。

モンゴルのウランバートルで日本語学校の教師をしていた鈴木千恵さんが、マンホールに住んでいたホームレスの男に殺害された。わずか1700円を奪うために・・・

中日新聞の記事によると、


 モンゴルの首都ウランバートル市で7日、殺害されているのが見つかった北海道出身の鈴木千恵さん(38)。現地校で日本語教師を務めていたが、所持品の財布や携帯電話が奪われており、同日未明に友人宅を出た後、強盗殺人事件に巻き込まれたとみられている。
 日本との懸け橋になろうと海外に渡った彼女の死に、母校の愛知教育大(愛知県刈谷市)時代の恩師らは、声を詰まらせた。
 鈴木さんは1987年4月にスタートした愛知教育大の日本語教育コースの3期生で、当初から海外での活動を目標にしていた。
同コースで直接指導した岡田安代さん(64)=名古屋市昭和区=によると「親に負担をかけないように」と、アルバイトをしながらの学生生活だった。
 海外への意思が揺るぎないものになった転機は、大学卒業間際の父の死。当時、日本語教師だけで生活していくのは金銭的にも厳しく、残された母を思い「故郷の北海道に帰ろうか」と迷ってもいた。しかし、父は娘のために貯金を残していた。「志を貫くための貯金」。岡田さんはそう聞いている。母親も「続けなさい」と背中を押した。
 大学卒業後に青年海外協力隊員としてモンゴルに渡った。その後はロシアのハバロフスクに赴いたり、択捉(えとろふ)島など北方四島への専門家派遣で島民に日本語を教えた。日本語教師として暮らし、合間に北海道の実家や友人の多い愛知県に戻ってくる生活に。「モンゴルで教科書を作った」。帰ってくるたびに、仲間と集まっては現地の生活などについて語り合った。
 2004年、再びモンゴルに向かう前に、鈴木さんは仲間たちに手紙を出している。
 「前回、協力隊でモンゴルに行ったのが10年前。あのころよりも人として、教師として少しは成長しているはず。自分を信じて行ってきます」
 昨年、岡田さんが愛教大を退職。恩師を囲んだ同窓の集いに、モンゴルにいた鈴木さんは参加できなかった。「帰って来たらまた、みんなで集まりたいね」。仲間とそう連絡を取り合っていた鈴木さんの願いは、かなわなかった。




容疑者は精神障害の疑いがあり、殺すつもりは無かったと供述しているようだが、それならなおさら本当に命を奪わないでいて欲しかった。

鈴木さんのような、日本と海外の架け橋になろうとこんなにも献身的に行動されてきた素敵な方が、その命を奪われる。ましてや、その国の人に命を奪われてしまう・・・アフガンで殺害された伊藤和也さんと同様に、本当にやりきれない。ましてや、娘さんの意志を応援するための資金を遺して逝かれた父、大事な娘さんを送り出していた母の無念を思うと、本当に悔しくて、悲しい。

アフガン、イラク、ガザなどなど・・・世界中の紛争は止みそうにない。
そして、多くの子供たち、若者たちの尊い命が毎日奪われている。

そんなニュースを聞くたびに、
この子供たち、若者たちは、将来、鈴木さんや伊藤さんのような素晴らしい人に成長したかもしれない。世界の紛争をなくす仕事が出来た人がいたかもしれない。イスラエルとガザとの和平を実現できる人がいたかもしれない。エネルギー問題で、画期的な発明が出来る人がいたかもしれない。
って考えてしまう。

これは何も殺された子供たちだけじゃなく、貧困のため十分な教育を受けられず、その可能性を開花できずに放置されているものすごい数の子供たちにも同じ思いを抱く。

そういった人類未来の可能性をも、貧困、紛争、戦争は奪いとってしまうのだ。

もしかしたら人類とは、戦争を止めることができない愚かな生物なのかもしれない。
でも、人類の可能性を信じて、貧困も戦争もない、個々人がその可能性に挑戦できる社会こそが、人類の全可能性を花開かせられる社会なのであり、そんな社会を目指そうじゃないかというのが日本国憲法の精神なんだと思う。本人は意識していなかったのかも知れないけど、鈴木さんや伊藤さんの活動は、そうした憲法の理念に沿った活動だったように思う。

それだけに、そんな人類未来への架け橋になっていた彼らが犠牲になった事は、なおさら無念でならないのです。

theme : 気になるニュース
genre : ニュース

追悼、加藤周一さん

「九条の会」の呼びかけ人9人の一人である、加藤周一さんが12月5日に亡くなられた。呼びかけ人としては、昨年の小田実さんに続いて2人目となります。私たちは、日本、いえ世界を代表する平和への大きな灯台をまた一つ失ってしまいました。

加藤さんへの管理人の個人的な印象は、とにかく「とてつもなく大きな人」というものです。専門家という狭い領域ではなく、和洋漢を問わず、その思想・芸術・文学・文化へのとてつもなく幅広い知識と教養、そして繊細な感性と平和への強い思いを持って語られる言葉のやさしさと重み。本当に、こんな大きな人になりたいと思わせる、「憧れの人」でした。

2005年、小泉首相が靖国参拝を強行し、中国国内で若者を中心に反日デモが激化している最中に、「中国青年報」へのインタビューで、加藤さんが中国の青年達へ語ったお話を以下に記します。


「もしこの老人にひとつ望みを言わせていただければ、私は中国の若い人にこう言いたい。問題を解決しようと思えば、まず相手の国を理解しなければならない、もちろん自分の国も理解する必要がある。中国はアジアに対して責任があるとお考えならば、中国の若い人々は理解しようとする気持ちで日本を見て欲しい。日本を灰色としてみて欲しい。灰色とは何か。例えば、われわれは戦争や争いが好きな国を黒色として見るとすれば、スイスのような純粋平和国家を白色として見る。日本という国はどちらの面も持っている、だから、単色として日本を見ないで欲しい。中国から日本を見る場合、日本を純白としてでも純黒としてでもなく見てもらえれば、いろんな面が見えてくる。逆に言えば、中国も同じだ、中国も天国じゃない。自分の問題を見るときにも、客観的で、各方面の角度から理解する必要がある。中国に対しても、日本に対しても、絶対良い或いは絶対悪いというような絶対的判断を用いず、総合的に見る。このように相手を理解し、このように自分をも理解することだ。」(かもがわブックレット、「9条と日中韓」より)


この加藤さんの言葉は、「日本」と「中国」を入れ替えてもそのまま通用するだけでなく、「右派」と「左派」といったイデオロギーの違いや、「キリスト教」と「イスラム教」といった宗教的対立に置き換えても通用する、相互理解への普遍的で素敵な言葉だと思いませんか?

加藤さん、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

人は時として素直にならなくてはいけない

今回は、今朝(10/16)の神戸新聞の「正平調」を紹介します。



東京外国語大学教授の伊勢崎賢治さんは自らを「紛争屋」と呼ぶ。東ティモールや西アフリカのシエラレオネそしてアフガニスタンなど、世界各地の紛争地域で武装解除に取り組んできた。◆その仕事ぶりをテレビのドキュメンタリー番組で見たとき、元国連帯難民高等弁務官の緒方貞子さんがモットーにする言葉を思い浮かべた。「熱い心と冷たい頭を持て」。この仕事で一番大事なことは、と尋ねられた伊勢崎さんの答えが印象的だった。「できない約束をせず、うそをつかないこと」。◆伊勢崎さんの一世代上に、「丸腰の独裁者」と呼ばれる人がいる。先日、ノーベル平和賞を受賞したフィンランドのマルッティ・アハティサーリ前大統領だ。「人は時として素直にならなくてはいけない」。その言葉に、困難な交渉をまとめてきた真摯な姿勢を感じる◆フィンランドは、日本では福祉と教育の国として紹介されることが多いが、ロシアとスウェーデンに囲まれ、軍事的な中立に「生きる道」を見いだしてきた国でもある。71歳の前大統領も少年時代、旧ソ連との戦争に父親が従軍し、母親と避難生活を味わった◆全大統領は泥沼化していたコソボの和平交渉を振り返り、「もしフィンランドが北大西洋条約機構(NATO)の加盟国だったら仲介役は果たせなかった」と語った。先月、京都であった伊勢崎さんの講演が重なって聞こえる。「中立の立場で紛争の間に立つ。憲法九条を守る日本の信用とイメージが、その任務に役立つ」◆血なまぐさい紛争現場で鍛えられてきた二人の思想に、もっと触れたいと思う。




神戸新聞さん、素敵な記事をありがとうございます。

で、伊勢崎さんの考えを知るのに、管理人が一押しするのは、これ↓
伊勢崎賢治著 「自衛隊の国際貢献は憲法九条で―国連平和維持軍を統括した男の結論」

アハティサーリ氏については、アチェ紛争、コソボ紛争に関わったことを聞いたことがある程度で、恥ずかしながらその具体的内容については全く存じないのですが、今回のノーベル平和賞受賞でそのお仕事を紹介した本なんかも出てくるでしょうから、勉強させていただこうと思います。どなたかお勧めがありましたらぜひ教えてくださいね。

祝! ノーベル物理学賞受賞 南部、益川、小林先生

小林・益川理論は、素粒子物理の世界では超有名だったので、両氏がノーベル賞を受賞したことは、至極当然だと思う。南部先生に至っては、数々のノーベル賞学者の先生のような方で、アインシュタイン クラスの大先生だったから、彼を知る人は今回の受賞は至極当たり前というか、受賞は遅すぎると思うだろう。

実は、管理人の私は、小林先生、益川先生の物理学教室の後輩なんです。でも、素粒子物理は専門じゃないので、小林・益川理論を理解している訳じゃありませんのであしからず・・・でも、彼らがあの独創的な理論の基礎をなぜ院生時代に構築できたのか?については、ちょっと思いつくことがあります。

名古屋大学の物理学科には、名古屋大学物理学教室憲章があります。これは、坂田昌一先生の「「物理学教室の運営は民主主義の原則に基く」という考えを活かしたもの。だから、坂田教室では、学生も院生も教官も、分け隔て無く自由に意見交換できる環境が整っていた。その環境が、小林・益川理論を生んだのではないか?と思えるのです。私が学生の時も、その伝統は色濃く残っていて、学部の運営に学生が意見を述べられたし、学長選挙に学生が選挙権を持っている数少ない大学だった。

その坂田昌一先生は、湯川・朝永・坂田の三羽がらすと呼ばれ、ノーベル賞候補といわれながら、短命だったため受賞できなかったが、彼が育てた小林・益川両氏がノーベル賞に輝いたことが、私は本当に嬉しいです。

そして、この名古屋大学物理学教室憲章を基礎にして生まれたのが、名古屋大学平和憲章だ。この制定運動には、管理人も深く関わったので、とても大事に思っている。

この憲章は、全学生、教職員、院生、教官が批准署名をして成立したもの。
そして、この憲章には、画期的な文章が沢山含まれているので、是非全文を一度読んでみて欲しいです。そして、憲章の基礎が、名古屋大学物理学教室憲章と、日本国憲法にあることもね。

theme : 憲法九条
genre : 政治・経済

伊藤和也さんを二度殺すな

今、国会では、補給支援特別措置法(新テロ特措法)の審議が行われようとしています。 麻生内閣、自公政権は、アメリカの要望に応える事に必死のようです。そして、民主党はそれを政争の道具のように扱っていると報道されています。

阿修羅ブログにて、管理人も大変共感した桂氏の主張(伊藤和也さんを二度殺すな―絶対に許せない日本のアフガニスタン参戦)を紹介していますが、以下は、そこで紹介されている伊勢崎賢治さんの「AERA」でのインタビュー記事の抜粋です。


伊勢崎賢治は、「心配していたことが起きた」と思った。
 というのも昨年11月5日、国会の衆議院「テロ対策特別委員会」に参考人として呼ばれ、
事件を予測するような発言をしていたからだ。国会では、インド洋での米艦船に対する給油
継続と自衛隊の地上部隊をアフガンに派遣する問題が議論されていた。伊勢崎は、それらが
「国益にならない」と断言し、理由をあげた。
 「民間邦人、NGOへの保安の影響です。今、私がテロリストだったら、戦略的にこう考
えます。次のターゲットは日本人です。日本人はソフトターゲットです」
 発言は不幸にも伊藤さんの死という形で現実になった。
(中略)
 武装解除によって国内のバランスが崩れ、タリバンが息を吹き返したことは確かだった。
治安が悪くなっているのは、事件が比較的安全と思われていたジャララバード近郊で起きた
ことが証明していた。
 「だからと言って、武装解除が失敗だとは一概には言えないんですよ。軍事的、政治的な
側面のどちらのアングルから見るかで変わります」
 アヘンなどの原料となる世界のケシ栽培の9割を占め、飢餓がひろがるアフガンに、国際
社会が手を拱いていることは許されないと確信している。伊勢崎が最も恐れるのは、紛争地
域で日本人の犠牲者が出るたびに、自衛隊の問題と関連づけて関係者が批判されたり、政治
的に語られることだ。
 「ペシャワール会はNGOの鑑ですし、現地ではどこよりも信頼があり、最高の危機管理
をしていたはずです。アフガンで日本人が犠牲になったのは初めてですが、他の国の人間は
すでに殺されています。そういう意味では今回のことは“事故”だと思っています。これに
よって、それ見たことかと思われるのがいちばん良くない」

 加えて、以下にペシャワール会 現地代表中村哲氏の伊藤和也さんへの弔辞を転載します。 


 まず、ダラエヌール、シェイワ、シギの全ての人々が伊藤くんの捜索活動や遺体搬送に協力し、そして今日、こうして多くの方々が哀悼の意を表して下さる ことに、心からの感謝を申し上げます。

 伊藤くんの遺徳については、多くの方々が様々に生前のことを述べられたので、私がくどくどと申すことは無用かと存じます。ダラエヌールの小さな子供や ご婦人方に至るまで、悲しみを表し、私たちPMSへの同情と感謝を改めていただいたことは、悲しみの中にあっても、光栄という他、ありません。

 伊藤くんを殺したのはアフガン人ではありません。人間ではありません。今やアフガニスタンを蝕む暴力であります。政治的なものであれ、物取り強盗であ れ、心ない暴力によって彼は殺されました。
 不幸にして世の中には、伊藤くんの死を政治目的に利用しようとする者もいます。また、アフガニスタンという国の文化を知らず、PMSと皆さんとの交誼を知らず、様々な噂や論評が横行いたします。その中には聞くに堪えない無理解、戦争肯定が少なからずあります。そうして生まれる武力干渉が、現在のアフ ガニスタンの混乱を招いてきました。このことを否定する者は、今日集まられた方々の中には居ないと思います。私たちはもう、戦争に疲れました。

 私たちPMSは、極力アフガンの文化を尊重し、アフガン人がアフガンのふるさとで、アフガンのやり方で生活ができるように、平和なやり方で、事業を進めてきました。繰り返しますが、「平和に」です。戦争と暴力主義は、無知と臆病から生まれ、解決にはなりません。
 いったい、イスラム教徒であることが罪悪でしょうか。アフガン人が自らの掟に従って生きることが悪いことでしょうか。私はキリスト教徒であります。しかし、だからとて、ただの一度としてアフガン人から偏見を持たれたことはありません。良い事は誰にとっても良いことで、悪い事は誰にとっても悪い事であります。現に、このようにして全てのクズクナールの人々が集い、異教徒である伊藤くんの死を悼んでいるではありませんか。心ない者はどこにも居ます。今回の事件でアフガン人と日本人との間に亀裂があってはなりません。
 アフガン人も日本人も、親として、人としての悲しみに、国境はありません。命の尊さに国境はありません。「困ったときの友こそ、真の友だ」といいます。今アフガニスタンは史上最悪のときを経ようとしつつあります。500万人以上の人々が飢餓に直面し、無用な戦争で多くの罪のない人々が命を落としています。
 かつて60年前、日本もまた、戦争で、国土が廃墟となりました。200万の兵士と、100万人の市民が死に、アジアの近隣諸国にはそれ以上の惨禍をもたらしました。私も、生まれた直後の様子を良く覚えております。外国人はいつでも逃げることができます。しかし、この廃墟と化した土地にしがみついて生きなければならぬアフガン人は、どこにも逃げ場所がありません。であればこそ、私たちPMSは、変わらずに事業を継続して、皆さんと苦楽を共に致したいと思います。それがまた、伊藤くんへの追悼であり、過去の戦争で死んだ人々の鎮魂であります。皆さんの協力と要望がある限り、PMSの活動を止むことなく継続することを誓い、弔辞と致します。

 2008年9月9日
          アフガニスタン・シェイワにて          ペシャワール会現地代表・中村哲

(葬儀は、現地時間午前9時からシェイワに建設中のマドラッサ敷地内に約800人が集まり開かれました。各村の有力者らが弔辞を読み上げ、祈りを捧げました。 村人との絆はより深くなりました 


 

伊勢崎さんと、中村さんの主張の根っこは同じです。伊藤さんの死を、「テロへの戦い」などというような政治利用はするな、そして、今アフガンに必要なのは、自衛隊がアメリカ軍の手下になることではない、 という事です。

今、麻生政権が行おうとしていることは、 「無知と臆病から生まれ」た、伊藤和也さんを2度殺す最悪の行為に等しいと感じます。

theme : 麻生内閣
genre : 政治・経済

つどいに350人!

半年前から準備してきた第3回目の「北区9条のつどい」が7月19日に終了しました。

多くの皆さんのご協力で、交通の便の悪い北区にもかかわらず、約350人が集まった。

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最初は、素敵なコーラスを聴かせてくれたセレスティーナ男声合唱団。
とっても丁寧で繊細な演奏で、井上陽水の「少年時代」が特に染みいりました。
期せずして会場からアンコールの声が湧いた。

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続いて、伊勢崎賢治さんの講演。
プロジェクターを使って1時間半、最後の結論に向けて、アフガンを例にして紛争現場の現実を見せつける。

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一旦始まった戦争を納めることが如何に困難で、そこでは「正義か平和か」の二者択一すら迫られるという現実。国連さえ「中立者」と認めてもらえない現場で、9条を持つ国日本だからこそ「中立」として認めてもらえた「美しき誤解」という現実。そして、あの驚愕の武装解除を行った自らを、ブッシュの「悲しき共犯者」であるとし、「武装解除」だけが成功して「力の空白」を作ってしまった事への慚愧を述べる。

なんて人だろうと思った。あれだけのことをやっておきながら、その自慢を全くせず、自分の抱える矛盾、悩みを隠さない。その上で、なぜそうしたのかを率直に語る。それは、「これ以上犠牲者を出したくない」、その一点のみだと・・・

うーーん、格好良すぎだよ。

そして、現場の現状を見せられ、これまで単純に日本の国際協力は貧困対策などの援助だけで良いと考えていた護憲派の常識を破壊し、混乱させた後、最後の結論へと導く。

「戦争は、どんな理由があろうとも絶対にしてはいけない」

一旦戦争が始まれば、悲惨な状況となるだけでなく、それを終わらせるには、モラルをも捨てざるを得ない。それを避けるのは、戦争をしないという選択枝しかない。
という事だろう。

他にも、NATOの集団的自衛権を根拠とした作戦(OEF)へ協力をする新テロ特措法(OEF-MIO)が、全く関係のない国連の国際治安支援部隊(ISAF)の決議を法的根拠にしているデタラメさや、地位協定と国際刑事裁判所(ICC)の問題など、他所ではあまり聞いたことが無いがとても大事なお話もしていただいた。

伊勢崎さんには、懇親会にもお付き合いいただきありがとうございました。
なお、そこでの話はお酒が入ってましたので内緒にしておきます。(笑

第3回 北区「9条のつどい」 伊勢崎賢治氏 来る

いつも自慢のチラシが完成しましたので、ここに大発表しまーーす。

毎年、北区の6つの「9条の会」が共催して行っている、第3回めの北区「9条のつどい」を行います。
今年の講師は、な・な・なんと・・・今巷で大注目の伊勢崎賢治さんです。

また、全国でもそのレベルの高さはよく知られている「セレスティーナ男声合唱団」が、友情出演してくださることになりました。これだけでも参加する価値ありですよ。

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伊勢崎さんの講演は、軍隊と聞くと拒否反応を示す護憲派にも、9条を変えて自衛隊で国際貢献をすべきと考えている改憲派にも、少し耳の痛いお話になるかもしれません。しかし、どちらも、日本が海外で戦争をしない国、世界の平和に貢献できる国になって欲しいと願う気持ちが同じなら、伊勢崎さんの提案は、これまでは決して近づくことが無かった両者を、同じ気持ちで結び付けてくれる・・・そんなきっかけを与えてくれるはずだと期待しています。

護憲派も、改憲派も、どっちつかず派も、伊勢崎さんのお話から「9条」について考えてみる・・・そんな一日にしたいと願っています。一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。

ただ今、参加協力券を作成中ですので、必要な方はメール下さいね。

その他の詳細はチラシをご覧下さい。

コメントに答えて (911自作自演説)

デネットさんから、コメントいただきました。
また911自作自演説関連か〜・・・うんざり・・・というのが本音なのですが・・・

以前のエントリーは、平和運動・護憲運動に、この「陰謀論の賛否」を持ち込む危険性を述べたものでした。
また、トラックバックを頂いた菊池誠氏のブログでも同様の懸念が示されていますね。

ここから、デネットさんのコメントにお返事しながら、911自作自演説(911陰謀論)の何を批判しているのかをもう一度明らかにしていきたいと思います。

>菊池誠さんのブログ(kikulog)に、こちらのサイトが紹介されていましたので、飛んできました。

はい、どうりでこんな超過疎ブログのアクセスが急に伸びたわけです。(^^ゞ

>読ませて頂きましたが、どうも自作自演へのご批判内容が希薄な感じがします。
>説得力に欠けます。

それは当然でしょう。そもそもここで自作自演説全てを論破しようなんて意図はないからです。
先のエントリーで述べようとしたことは、

1.科学的検証は、先入観を廃した、真摯な事実の検証のみから行われるべき。
2.平和運動・護憲運動に「陰謀論」への賛否を持ち込むな。

という点です。

あと、「重大な疑念がある」と盛んに仰いますが、疑念なんてものはその気になれば幾らでも作れますし、それ全てに答えられるわけがありません。事実の検証を真摯に進めていく中で、少しずつ謎は解けていくのでしょう。そして、例え説明不能な現象が残ったとしても、それはさらに説明不能で矛盾が広がる説の証拠とは全くなりません。

例えば、「活断層がないとされていたところに巨大地震が起きたのは、誰かが地下に水爆を仕掛けたに違いない」という説には可能性はあっても、それだけでは全く蓋然性がないのと同じです。で、大事なのは、「水爆を仕掛けた証拠を探す」というやり方は、科学的究明とは言わないのです。例えば、原子力研究所の研究員がたまたま震源地近くで亡くなったことまで、その証拠として陰謀論者は挙げるでしょう。でも、そのような先入観をもった分析は、もはや「科学」ではなく「捏造」です。

同様に、WTCの制御解体説に蓋然性がないことは明白です。
なぜなら、仮に陰謀なら、WTCに飛行機を衝突させただけで十分目的は達せられたはずであり、大きなリスクを冒してまで制御解体をするモチベーション・理由が全く見当らないからです。WTC7に至っては、WTC1,2を壊して、その上で、そんな目立たないビルをわざわざ苦労して制御解体する意味はないでしょ?という事です。

また、高速道路で沢山の目撃者がいたペンタゴンへのボーイング旅客機77便の衝突についても、911ビデオでは、その証言の一部だけを抜き出してミサイルだったと証言したかのような捏造をしていましたね。そのような意図的な捏造を一つでもしている時点で、もうそれは検討に値しません。
私は、目撃者の証言からも、残骸の写真からも、旅客機だったことは疑いの余地はないと思っています。
http://www.asyura.com/2003/war20/msg/636.html

でも、そういう都合の悪い証拠・証言は無視するのですよね。そういう立場は、科学的ではないと批判しています。

>「WTCビルの崩壊の徹底究明」(童子丸開著)を一度見て頂ければと思います。
>ただ、その時に何が起こったかを追求しています。

機会があれば見てみたいと思いますが、制御解体説の蓋然性の無さには答えてはくれないだろうと思います。

>このブログでも取り上げられている、いわゆる公式説に対する疑念を提出しています。

私の疑念は、「いわゆる公式説」(が何かも知りませんが・・・)などという以前の問題だと思いますよ。
いわゆる制御解体説を仮定すると、巨大な矛盾が噴出するので蓋然性がないと言っているのですからね。

>私は、上に書かれているご批判は、この著書の中で見事に粉砕されているように思えます。

ということは、ばれるというリスクを冒してまでWTCを制御解体した理由を示していただけているのでしょうか?もしそうでしたら是非読んでみたいとは思いますが、少し目次を見ただけで期待はずれな予感がします。

 第4章 第2ビル(南タワー)崩壊に関する事実
 (3)次々と正確に起こる爆風の噴出
        A: 噴出の様子
        B: NISTの珍説「空気ポンプ」


例えば、これは崩れ落ちる直下の窓から爆風が噴出していることを指していますよね。
私は「公式説」なるものがどう説明しているのかは知りませんが、最初に911ビデオを見たときから至極自然な現象に見え、あれを爆弾の爆風だとするビデオの解説の方が不自然だと感じておりました。なぜなら、あのような外周に鉄骨が配置されているビルでは、当然落ちてくる落下物の圧力に対し、鉄骨の支えも弱くて直接上階の重みがかかる床が先にドンと落ちるでしょう。すると、潰された階の空間にあった空気は当然窓の方向にしか逃げ道がありませんから、内側から吹き出すような窓や外壁の壊れ方が落下を先導するように発生するのは至極当然に思います。ペットボトルに軽く蓋をして一気に踏みつぶせば、蓋は遠くに飛ばされるのと同じです。小学生でも分る理屈です。多分、筆者はそれを「珍説」と呼んでいるのでしょうね。

また、
 第9章 「公式説」の超絶ウルトラ物理学 183
で語られているのは、こちらにあるような内容なのでしょう。
http://www.asyura2.com/07/war92/msg/428.html

ここではNISTの説明を論破したと言っていますが、その説明はおかしな所だらけで全然論破できていないようです。ご希望なら、どこがどうおかしいかを提示しても良いです。

ごく一部を見ただけでもこうなのですから、あまり期待はできなさそうに思います。

しかし、それ以上に問題なのは、この目次を見ただけでも、最初から「公式説」なるものを頭から否定しようとしています。そういった予断・意図の下に現象を分析したり、証拠集めをするのは、科学的検証とは言いません。まさに「水爆の証拠探し」と同じです。
これこそが、私が最初のエントリーで批判した911陰謀論の「非科学的」立場そのものなんです。

なお、以上は管理人FungiFunの個人見解ですので、会の公式見解ではないことはどうかご了解下さい。

(お知らせ)9条の心実行委員会の学習会

またまた、お知らせです。

9条の心実行委員会主催で、以下の学習会を行います。
200名規模の大きな会場をお借りしておりますので、多くの方の参加をお待ちしています。

ここまで来た9条改憲
米軍再編と自衛隊の海外派兵
 − そして私たちの生活は・・・ −
 
日時: 3月29日(土) 午後2〜4時
会場: 六甲道勤労市民センター大会議室
     (JR六甲道南隣ビルの5階 078-841-1711)
弁士: 井上 正信 弁護士 (広島弁護士会)


(井上弁護士からのメッセージ)


 米軍再編(正しくは日米防衛政策見直し協議)と自衛隊海外派兵問題は、9条改悪の中心テーマです。しかし、大変高度な政治問題として議論されていますので、多くの市民には取っつきにくいテーマです。

 私はあえて「私たちの生活」との関わりに立ち返って考えなければならないと思っています。このことにより、自民党新憲法草案が9条改悪を軸にしながら、基本的人権規定、統治機構を含めた全面改悪を目指すものになっていることをよく理解できるのではないかと思うからです。その上で、日米防衛政策見直し協議が進める日米の軍事一体化が、日本と世界に及ぼす災厄を理解し、それに代わる路線としての9条の意義に光を当てることができると思います。言い換えれば、戦争こそ最大の人権侵害である、という言葉の意味を日本の現実に即して考えるというものです。

 この様な観点からお話しするのは実はこの度が初めてです。皆様とご一緒に考えたいと思います。


井上弁護士は、こうした問題に大変詳しい方だと、羽柴弁護士からも伺っています。

沖縄、岩国などでの基地問題。
米兵による中学生暴行事件。
イージス艦あたごの衝突事故。

こうした問題を私たちの生活の目線で考える。
周りの方にも伝えたくなるようなためになるお話が、きっと聞けることでしょう。
一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。

theme : 憲法改正論議
genre : 政治・経済

(お知らせ) 「みき九条の会」結成のつどい

お隣の三木市で着々と結成への準備を進めておられた「みき九条の会準備会」さんより、いよいよ結成式を行うとのことで、以下の連絡をいただきました。



さて、今日は私たち「みき九条の会準備会」が、
「みき9条の会」として、改めて結成の運びとなりまして、
記念の会を開催することになりましたので、
ご案内のメールをさせていただきました。

すでにブログでは案内していますが、
2月24日(日)の午後1:30より、
三木市総合保健福祉センターという会場をお借りしまして、
「結成のつどい」、そして記念講演会としまして、
全国各地の九条の会でも講師として活躍されておられます
朝日新聞記者の伊藤千尋氏をお招きして、
「世界から見た憲法9条」と題したお話を聞きます。

つきましては、大勢の皆様のご参加で
結成の会を盛り上げていただければと思い、
メールで失礼ですが、ご参加のお願いをいたします。
参加費は500円です。



詳細は、「みき九条の会準備会」さんのブログ(こちら)をご覧下さい。

なお、席に限りがあるそうですので、参加希望の方は、事前にこちら(TEL 0794-82-9775)にご一報いただきたいとの事です。

大きな成功をお祈りいたします。

<追記>
「みき9条の会」の結成式は、約100名の参加で盛大に成功したとのご報告をいただきました。
おめでとうございました。
これからもよろしくお願いします。

伊藤千尋さんの記念講演も素晴らしい内容だったようですね。
詳細は、「みき9条の会」さんのHP(こちら)をご覧下さい。
プロフィール

Author:FungiFun
北神戸「9条の会」の公式ブログへようこそ!
質問、連絡は管理人(funkyfungifun-blog@yahoo.co.jp)まで

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